視覚障害者のパソコン利用者がよく使うソフトが、画面読み上げソフト、すなわち、スクリーンリーダーです。パソコンを操作すると、操作の結果を音声でガイドするソフトです。
日本語対応のスクリーンリーダーは、日本語の他に、英語を読み上げる様になりました。
しかし、エスペラントのようなUnicode(ユニコード)文字を使う言語には対応していません。
たとえば、Mi aĉetas libron pri ŝafo. (私は羊についての本を買う)
ミ アチェータス リーブロン プリ シャーフォ と読みます。
スクリーンリーダーでは、1文字読みでは、特有の文字の部分をクエスチョンと読み上げます。
クリップボード読み※にすると、一文字ずつ読み上げ、特有の文字の部分は記号なしで読み上げます。入力する時も同様です。
※選択してコピーする操作をすると、コピーした内容を読み上げる。
Windows XPまでは、「エスペラント語・日本語読み上げソフト(ESPTAP)」というソフトがあり、そのソフトの画面に貼り付け、操作すると本来のエスペラント読みをします。
Windows Vistaでは標準の音声エンジンが変更されたため、対応しているか否かの情報がありません。
XPまでは、スクリーンリーダー対応の音声エンジンが入っているか否かの確認のため、よく使用しました。
昨年の夏、久しぶりに研修で上京した際の研修終了後に参加した日本点字図書館でのエスペラントによる国際セミナーで多くの視覚障害者の方が見えました。
岩手県では視覚障害者のエスペラント使用者のことは聞いたことがありません。
しかし、エロシェンコ、京都ライトハウス初代館長 鳥居篤次郎氏とエスペラントと関係のある方が多いです。
ちなみに、エスペラントの考案者 ザメンホフ氏は医師が本業で、専門は眼科です。
視覚障害者ではパソコン利用者が多いです。エスペラントのみならず、さまざまな外国語を読み上げることができるようになれば、もっと、活動範囲が広がるのではないかと思います。
まずはESPTAPのWindows Vista対応の報を待ちたいと思います。
以上
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