2009年8月17日月曜日

文書ファイルのダウンロードに関して‐喝!

 最近、文書をPDF、Word、一太郎、excelなどのファイルにして、webで公開しているサイトが多くなっている。全盲、弱視問わず、視覚障害の皆さんも利用している。

 その方々から、「最近、webページでダウンロードしてみたら、自分のパソコンにはそのファイル形式に対応しているソフトがなくて、開くことができない。」との声を聞いた。
 その時は、ファイルの形式、対応するソフトや操作方法を教えればいいのではないかと思った。

 そこで、その問題のサイトのいくつかをみてみたら、いくつかの問題を発見した。
 すなわち、リンクは張ってあるが、ファイル形式の表示がないものや、ファイル名とダウンロードという表示はされているが、ファイル形式が記載されておらず、代わりにalt属性がないアイコンで表示されているので、音声読み上げでの確認ができない。
 
 アイコンで表示している場合でも、弱視の方全てが見えるわけではない。
 alt属性だけでなく、大きな文字の表示も必要ではないだろうか。

 何のファイルであるかの表示があれば、そのための準備を利用者はすることができるし、開くためのソフトを導入したり、操作方法を前もって、学習できるからである。

 「親分」と呼ばれている野球評論家氏ではないが、「喝!」の一言を述べたい。

 心当たりがあるサイトの作成者がいたら、当資料室サイトをみて、参考にして、即、改善してもらいたい。 
 視覚障害の方々にも利用できるユニバーサルデザインのwebとは何かを学習してもらいたい。
 金をもらっている業者はなおさらである。

  Simple is Best! Facileco estas la plej bona! 

以上