2010年8月8日日曜日

使用するOS、ソフト、機器の選定

 Windows 7が発売されて、まだ、1年もたたないが、Windows Vistaの時は静観していた視覚障害者向けソフトや機器の製造元は、次々と、Windows 7への対応に追われている。
 特に点字関係は、Windows Vistaへの対応をしていなかったためか、苦戦しているようである。

 Windows 7のSP1が出るまで、Windows 7の導入を控えたほうがよいとの意見が出ている。
 しかし、「ホーム ユーザーにはご利用いただけません。」と記載されている。
 さらに、使ってみても、若干、改良してもらいたい点はあるが、別に不便はない。

 問題なのは、Windows 7対応のソフトや機器が出ているのに、Windows 7搭載パソコンをWindows XPにダウングレードして使っていることである。
 周りにWindows XPしか教えることができないという人しかいないとの理由で、Windows XPにしている。

 重要なのは、利用者本人が、実際にWindows 7、Windows 7対応のスクリーンリーダーソフト搭載のパソコン使ってみて決めるべきではないだろうか。
 公的な障害者ITサポート機関がある地域では、実際に体験でき、サポートを受けることができる。

 公的な機関は対象となるソフトや機器を公平に扱い、 一部のソフトや機器に偏らず、中立であるべきである。もし、予算の制約で、できなければ、そのための国からの補助が必要ではないであろうか。
 それは、障害者用ソフトや機器に限らず、健常者向けソフトや機器で、障害者用に転用されているものも含む。
 
 障害者が自分の意思で購入するために、商売を度外視した、あるいは教える人の都合に左右されない公的サービスが必要ではないであろうか。