障害者のみなさんのパソコン利用の機会が多くなっています。
特に、視覚障害のみなさんのパソコン利用は、MSX時代までに遡ることができます。
私は、視覚障害や上肢障害の方々のパソコン支援をしています。
視覚障害や上肢障害の方々は、それぞれの特性に合わせて、健常者向けのパソコンを転用しています。他の障害の方々と比べ、特性に合わせて、パソコン、周辺機器、そして、OSやアプリケーションソフトのカスタマイズをしなければなりません。
特性に合わせたカスタマイズをしないと、パソコン、ソフトの操作に進むことができない状況を経験しました。スクリーンリーダソフト使用者にとって、スクリーンリーダーソフトに適したカスタマイズされないGUI機能は苦手です。
ふと疑問に思うのは、製造元や販売元は、障害の特性に適応したカスタマイズを行なうことができないのかです。大都市では、販売元が行なったり、カスタマイズを生業とする企業や法人、個人があると耳にします。
わが県では、自動車やバイクをカスタマイズする企業やサービスがありますが、障害の特性に合わせたパソコンのカスタマイズは個人規模です。
どこに住んでいても、自分の特性に合わせたパソコン、周辺機器、ソフトのカスタマイズができるようにするのが、「情報格差」の是正であると思います。
さらに、健常者も、そのカスタマイズが当り前のようにできるのが理想です。
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