2008年9月3日水曜日

障害者向け機能の組み込みに関して

 本日、今話題のGoogle Chrome日本語版を導入しました。
Focus Talk 2.0.4bはGoogle Chromeを「グーグル チャンネルローマ」と読み上げます。

 残念ながら、Focus Talk2.0.4bでは、Webサイトの読み上げ、キーボードでの操作はできませんでした。少なくとも各言語のスクリーンリーダーソフトやキーボードだけでの操作を吟味した上でβ版を公開してほしかったと思います

 今まで、スクリーンリーダーソフトで読み上げができ、かつ、キーボードだけでも操作出来たソフトが、バージョンアップしたら、読み上げもしなくなり、かつ、マウスでしか操作できなくなったという「改良」ならぬ「改悪」が目立つ昨今です。

 これらのことも含め、最低でも組み込んでいただきたい「障害向け機能」について述べたいと思います。早急なるGoogle Chrome日本語版のさらなる改善を望みます。

1.キーボードで操作できるようにしてください。
 Microsoft Office2007 では、メニューバーとツールボタンを一体化した「リボン」になりましたが、キーボードだけでも、操作できます。
 このようにメニューバーがなくとも、キーボードで操作できるようにしてください。
 できなければ、メニューバーを付けて、そこだけでも操作できるようにしてください。

2.日本語のスクリーンリーダーソフトで読み上げる様にしてください。
 スクリーンリーダーソフトを使用している方々の多くは、画面が見えません。スクリーンリーダーソフトの読み上げが全てです。
 「視覚障害者に利用可能と思われるWindowsソフトウェア一覧」というサイトがあります。
 現在、日本で使用されている視覚障害者向け機能が付いているソフトを一望できます。

 AltairVoice Popperボイスサーフィンなどを参考にしてもらいたい。
 さらに、スクリーンリーダーソフト各社に声をかけて、いろいろと知恵を借りてはどうであろうか。

 Google社では、オープンソースを公開しているので、今後の動向に期待したいと思います。
 そのことによって、ユニバーサルデザインソフトになることを大いに期待します。

以上

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